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 21世紀は環境の世紀といわれていますが、地球温暖化やヒートアイランド現象、またコンクリート建物の建替えに関わる建築廃材の問題など、環境にまつわる諸問題は山積しております。
特に地球温暖化については、近年世界各地で起こっている異常気象の大きな原因とも言われており、わが国が中心となって策定した京都議定書が発効したことで、日本は2012年までに1990年ベースから温暖化ガスを6%削減することを世界に約束しています。しかし、温暖化ガスの排出量は現在すでに1990年ベースを大きく上回っており、6%削減はかなり高いハードルとなっています。
 また、ヒートアイランド現象につきましても、いろいろ原因はありますが、その大きなものとして、ビルやコンクリートによる太陽光の蓄熱や都市部に林立するビルの空調設備から排出される人口廃熱などが考えられています。
 そして、コンクリート建物特にマンションの建替えについて、日本のコンコリート住宅は37年程度で建替えなければならない可能性が大きく、今後続々そういう建物が増えてくることが目に見えております。こういった状況では、建替えを促進する方法よりは、現状の建物を長持ちさせる改修を行う方がはるかに現実的ではないでしょうか?少なくとも、今後建てられるマンションについては、30数年で建替えなければならないような建物を作るべきではなく、より耐久性の高い建物を建築し、後世に良質なストックを残すことが我々の義務ではないかと思います。  これらの諸問題を解決させるひとつの答えが「外断熱工法」です。
 外断熱工法は、ご承知のとおりコンクリートの耐久性が高く、省エネ性能に優れ、結露が発生しないなどの快適な住環境を創造するための優れた工法で、石造りの建物に対して長い歴史を持つ欧米では当然の工法です。
 前段で述べたように環境面からも社会資本の面からも、環境にやさしく、耐久性の高い建物を建てること、或いはそのような建物に改修していくことは、社会が求める喫緊の課題であります。このような課題を解決するためには外断熱工法が有効であることは、いうまでもありません。
 住宅業界が社会に与える影響は経済的にも社会資本の面でも大きなものがあると同時に環境面でも大きな影響を持っていますが、住宅に関わる業界に従事するものとしては、あくまでも快適な暮らしができ、環境に配慮した住まいを提供していくことが大きな社会的責務だと考えます。
 我々住宅業界に従事するものには、日本の住環境に潜む諸問題を改善し、「持続可能な社会の実現」に貢献するため、少しでも良質な社会資本の形成に努める義務があります。それを実現可能にする外断熱工法を積極的に推進し、豊かな社会実現を図るために「外断熱懇話会」を発足させました。



外断熱懇話会
会長 夏目 康広

 
 


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